2025/01/31
辻野事務所便り2025年2月号では、配偶者や親などの扶養の範囲での就労を希望する働き手が、就業調整をする理由となる、「壁」について特集します。
昨年10月の衆議院議員選挙以降、「年収103万円の壁」ばかりが取り沙汰されていますが、実際は、金額による「年収の壁」だけでなく、「勤務時間等による壁」もあります。
合計10種類も挙がった「壁」について、一つ一つ解説致します。
【2025年2月号の話題】
▶特集記事:「壁」について
(1) 年収100万円の壁 ~住民税。自治体により差があります~
(2) 年収103万円の壁 ~所得税。2025年より123万円に上昇~
(3) 年収106万円の壁 ~社会保険適用拡大「5つの条件」の1つ~
(4) 勤務が正社員の4分の3の壁 ~オーソドックスな社会保険の加入要件~
(5) 週所定20時間の壁 ~今後の社会保険加入条件の主力選手!~
(6) 年収123万円の壁 ~所得税。2024年迄の103万円から移動した壁~
(7) 年収130万円の壁 ~社会保険上の被扶養者でいられなくなる年収額~
(8) 年収150万円の壁 ~所得税。配偶者特別控除の下がり始め~
(9) 年収201万円の壁 ~所得税。配偶者特別控除下降の終着点~
(10)まだある!「扶養手当の壁」 ~これが労働力不足の一因か?~
その他の記事
▶今後の社会保険適用改正スケジュール
・2026年10月1日:「106万円の壁」 撤廃
・「原則、週所定20時間以上者は社会保険加入」の、
対象企業規模拡大スケジュール
2027年10月:厚生年金被保険者数 36人以上
2029年10月:厚生年金被保険者数 21人以上
2032年10月:厚生年金被保険者数 11人以上
2035年10月:企業規模要件の完全撤廃
・2028年10月1日:雇用保険加入要件の変更
「週所定20時間以上」が→「10時間以上」へ
情勢が流動的なので、今後修正が入る可能性がありますが、2025年1月現在の情報を元にまとめています。
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