私たちの新型コロナ感染防止対策 ~所内テレワーク~

新型コロナウイルス感染防止対策は、職場での基本となった今、皆様も必要な対策を実施、あるいは更なる対策を検討されていることと思います。

感染防止のための基本的な対策としては、やはり、マスク着用、手洗い・消毒の徹底、体温・体調管理、疲労蓄積の回避、栄養摂取・睡眠の確保などがあげられます。

さらに、職場クラスターの発生防止のために、密集状態の回避、近距離での会話を控えテレワークを推進、機械換気や自然換気で空間の密閉状態を回避する、等々の対策が職場に求められています。

私たちの感染防止対策

社労士は災禍の時こそお客様のお役に立たなければならないという使命感があるだけに、決して罹患してはならないという緊張感は、ある意味医療従事者の方々と共通したところがあるのかもしれません。

職場のコロナ対策として当事務所で行なっている事から2点ほどご紹介したいと思います。

その1つは換気の徹底、もう1つは事務所内でのテレワーク…名付けて「所内テレワーク」です。

当事務所では、建物の換気システムの他、定期的に窓を開けての自然換気に加え、空気清浄機を使ういわゆる機械換気を行なっているのですが、空気清浄機は、機能の異なる 2 つのタイプを使用しています。

1つめのタイプはウイルスよりも小さな微細粒子を除去するもの、もう1つはオゾンと紫外線で除菌するタイプのものです。
両方とも従来の空気清浄機を超えたハイスペック機種。ここぞとばかり、奮発しました(><)
換気対策は、これ以上もう出来ることは無いと思っています。

スタッフが安心して仕事が出来る環境を提供することこそが、良い仕事をしてもらうための絶対条件だと考えています。

次にご紹介するのが「所内テレワーク」です。

「所内テレワーク」とは?

当事務所ではもともと、東京在住のスタッフがかねてからテレワークで業務を行なってきましたので、システムとしての利点や使い方は熟知していました。

でも、スタッフが揃う事務所内勤務ならではの、相互チェック可能な環境やリアルな一体感、業務上の安心感、といったメリットは残しながら仕事をする事、それが上質なサービス提供につながるのは確かです。

そこで考えたのが事務所内勤務のメリットを活かしつつテレワークの利点を取り入れる、つまり「所内テレワーク」です。rs1_0735

密集状態と近距離での会話を徹底して排除するためにはどうしたらいいだろう…。
私たちが、先ず始めたのが、会議室や休憩室など全ての部屋を業務のための空間に変えることでした。

こうする事で、これまで一カ所に集まっていたスタッフは、同じ事務所内でありながら別々の部屋で業務にあたれます。

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残りの数名は、大部屋を共有していますが、互の距離は、事務机一つ分ずつ空けていて、全ての机は壁を向いています。

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さらに、毎日の朝礼は、集合せずZoomを用いたオンライン朝礼としており、録画もしています。

午後勤務のスタッフは、業務開始前に朝礼の録画を視聴するので、毎日の情報の共有のレベルが、集合するリアル朝礼だった頃よりも、格段に上がりました。
何らかの事情で勤務開始時刻が遅れたスタッフも、朝礼の録画を視聴できます。

re_bounenkai1このスクリーンショットは、昨年の忘年昼食会の様子です。
朝礼でのコミュニケーションもこのようにZoomを活用しています。

そして、私の自宅が事務所に併設している事、それは思いがけないメリットでした。

私は自宅を活用して業務にあたる事ができるので、事務所内のスペースにさらに余裕ができました。
昨年の4月以来、私自身が事務所に行くのは、朝晩の戸締り確認等の為のみであり、日中は殆ど事務所に出ていません。
本当に事務所に出る必要がある場合には、サッと出て、10分程度で引き上げています。

また、特に用事が無くとも、スタッフに直接話かけることを時々しています。

私自身はテレワークしながらも、思い立ったらすぐに事務所に行ける事が、様々な場面で役に立っています。

「所内テレワーク」…これは、もともとあった環境を活かしながら、問題点を皆で解決した結果です。
お客様との打合せは、極力オンラインでさせて頂いています。

現在、スタッフ全員、一体感や効率を失う事なく、罹患することもストレスを抱える事も最小限に抑え、「災禍の時こそお客様のお役に立たなければならない」という使命感を大切に、事務所で業務にあたっております。

特別なことをしている訳ではありませんが、もし私たちの取組みが、皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。